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Story K -クレマチス-

出会った瞬間からすぐにわかった

主人に忠実で勤勉な子


少し内気だけど

内に秘めた想いは

ずっと燃え続けている


そんな印象だった


昔の話をする時に

楽しそうに少し寂しそうに笑う子


眼鏡を外したらどう変わるのか

胸が高鳴る


灯りを消して

私の大好きなゴルトベルク変奏曲BWV988をかける


美しいレースの下着と

厭らしい白のショーツの組み合わせは

貴方の表と裏を表しているようだった


足下へ跪き額を床につけて言う

『憐れな自分へご調教をお願いいたします』


まるで数年ぶりとなってしまった

自分の解放への懺悔のように


眼鏡を外したら

そこには奥底にしまっていた貴方が居た


懇願するような眼を見ながら

首輪を着けると

少し安心した眼をしたね


この時間だけは誰にも邪魔されない

貴方は私の物となる


身体も素直にさせていくために

丁寧に触っていく


顔、首、鎖骨、乳首、脇腹、鼠蹊部、尻、太もも


全てに敏感に反応し呼応する身体


私の物に堕ちていく瞬間は

堪らなく愛おしい


敏感な部分を一つずつ

丁寧に蕾を開いていく


一番大事な秘部に指を入れたとき

身体は跳ね上がり大きな声を出した


指をまるでノックするかのように

上部を押し上げる


漏れる声

よがる腰

止まらない快感


射精を我慢させられ

ギリギリのところで耐える


けれど

我慢できずに果ててしまう


快感の中にある罪悪感


気持ち良さそうな顔で言われる

申し訳ございませんの言葉に

私は愉悦を感じるの

愛おしく思う


今度はもっと耐えてみせてね


クレマチス


花言葉は「心の絆」

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